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しごとのやりがい

しごとのやりがいについて

相談支援員:廣田

 

みなさんこんにちは。相談員の廣田です。

3月も終わりに近づき、もうすぐ春ですね。今年の冬は寒い日も続いて、コロナのこともあって、なんとも例年とは違う冬だったなぁと思います。そんな冬ももうすぐ終わり、春になり、また、新しい年度が始まります。コロナのことはありますが、それでも季節は移っていきます。過ぎていく日々に慌ただしさを感じますが、それでも前を向いていければなぁと思います。

そんなことで、今回のテーマは「しごとのやりがい」についてです。

 

相談員は、施設に入所している利用者だけではなく、湖東地域で生活されている障害の方々の生活全般の相談を受け、サービスの調整や生活全般のマネジメントが仕事になります。

直接利用者の方々と触れ合ったり、支援したりすることが仕事ではなく、間接的に支援する役割になります。

 

以前、施設の入所部門で働いていた時は、散歩に行ったり、外出をしたり、直接利用者の方々と触れ合ったり、一緒に過ごすことが楽しかった思い出です。

自分がした支援で利用者の方々が笑顔になったり、楽しそうな表情が見られたりすることが直接支援する醍醐味でした。

 

相談支援は、そのような直接的な支援ではないので、何が「やりがい」かと問われると、少し悩んでしまっていました。(前回の投稿もですが、今回もそんなことを考えていると、原稿締め切りを大幅に過ぎてしまいました。。。)

相談支援って、好きな仕事なんですが、直接支援ができない「もどかしさ」も感じるんですよね。

 

そんな中で、相談支援は利用者の生活全般のマネジメントをする役割になるので、利用者の支援チームをどのように作るかが問われます。

利用者の支援チームは福祉分野の支援者だけとは限らず、必要に応じて学校や病院、様々な専門職と連携することが必要になります。また、一つの事業所だけでは賄えないことも多いので、様々な事業所と連携することが必要です。

要は様々なところと連携して、利用者一人ひとりに支援チームを作っていく仕事になります。一言に支援チームを作ると言っても、分野や立場が違えば、支援する方向性が違うこともありますし、事業所の支援スキルの違い等もあります。

それぞれの専門性は高いけど、凸凹したチームは利用者にとってあまり好ましいチームとは言えないところがあります。なかなか支援の統一も図りづらいところも・・・

それぞれの支援者が専門性を発揮し、凸凹ではなく、利用者を囲むように輪となるチームを作っていくと、利用者にとって安定したサポートができるようになります。

 

支援チームを作ると一概に言っても、なかなか難しいことなんです。いいチームはなかなかすぐにはできなくて、正直四苦八苦することも多々あります・・・。相談員として9年ほど相談支援をしていますが、今でもうまくいかないことも多く、日々悩みながらです。

ただ、いいチームができた時は、それぞれの支援者が役割を発揮して、利用者にとってより良い支援が展開され、利用者やその家族の生活が非常に安定していますし、生活の様々な場面で、利用者の笑顔に出会うことができます。また、そのような時は、実際に支援している支援員の方々も生き生きと楽しそうに利用者に向き合っている姿が見られます。

相談支援をしていて、そのような支援チームができた時にはやっていてよかったなぁと感じる瞬間です。

 

現在、相談員として、100名弱程度の利用者の方を担当しています。全ての方にそのような支援チームができるといいなと思っています。そのためには、相談員としてのスキルをしっかりと上げていくことが求められます。相談員として、まだまだです。日々勉強です。最近はチーム作りに関する本を読み漁っています。